池田牧場|北海道・道北・浜頓別|Ikeda Farm

「食を創る者」としての想い

「土・草・牛が健康で、安全でおいしい生乳生産」「経営を預かる家族も人間らしい生活を営む」

二代目は、「土⇒草⇒牛⇒人・土」の自然サイクルを重視してきました。牛に出来ることは牛にさせ、人は自然の中で牛が快適に過ごせる環境作りを行い、同時に地域振興をはじめ、酪農実習生や研修生の受入なども行ってきました。
牛の排出物などを環境の生物によって自然に分解され、栄養分として牧草の生育に寄与出来るよう、土壌中の成分・構造などを微生物などが住み着きやすい環境へと整え、道北 浜頓別の風土に合わせた土づくりから取り組んできました。
本格的な放牧に移行するにあたって当時、天北農業試験場(現上川農業試験場天北支場)にて現場導入試験が行われていたペレニアルライグラスを国内で初めて酪農現場に導入しました。ペレニアルライグラスの栄養価は、数ある牧草の中でも非常に高く、生育が旺盛で放牧を行う上で適した草種と言える牧草でした。
土づくりをはじめ、放牧地づくりを行いながら、放牧に適した牛づくりも同時に行い、足腰が強く寒冷地の寒さにも耐えられる牛づくりへと改良や飼育環境の変化を行ってきました。風土に合い放牧に適した牛づくりを目指してきました。
これら一連の取り組みは、健康な牛をつくり、安心安全な乳生産へと繋がると同時に、環境負荷を軽減し自然と共存していく一つの形へと繋がってきました。

食は、身体を作り、生命と健康を維持していくものである。食をお客様へ届ける上で、これらを達成させるべく事を目標とする

幼い頃より、大自然の中で牛と共に過してきた私(三代目)は、先代の想い・取り組みを引き継いだ上で、池田牧場内外の発展への寄与を目標とします。
海・山・川・湖や原野が存在し、数々の渡り鳥達が羽を休める道北 浜頓別の風土に従い、自然に逆らうことなく牛を飼うことで環境負荷の軽減を先行させ、生態系の保全と持続可能な酪農スタイルの追求を行います。自然の中で生かされる牛飼いを行う事は同時に、食の安心・安全・おいしさの追求を行うものとし、科学的・英知・経験などのノウハウを蓄積し、後世へ伝えていきます。自然と共にする放牧乳ならではの季節による変化の表現を行い、お客様に安心して楽しく食して頂けるよう尽力させて頂きます。
酪農業・地域の魅力を商品・情報を通じて発信し、お客様と我々食を創る者双方のコミュニケーションを重んじ、価値の創造と向上を目指し、互いに成長していける事を先行させていく取り組みを行ってまいります。